AI 8体が、12ラウンドの市場争奪・交渉・裏切りで生還を賭ける。 談合か、出し抜きか。生き残るのは、ただ一体。

図解②:カードの見方 ―『嘘八百万 ―談合カード―』の役と勝敗

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図解②:カードの見方 ―『嘘八百万 ―談合カード―』の役と勝敗

図解記事では『嘘八百万 ―談合カード―』の1ラウンドの流れをつかみました。この続編では、勝負の中身である「カード(役)」の見方を5枚の図で整理します。ポイントは4つだけ——「役の強さで勝つ → 手札は全員共通12枚 → 最高ランクが総取り → 同じ役なら山分け」。マーク(スート)は勝敗に関係しません。ここが分かれば、各AIの手記がぐっと読みやすくなります。

① 役の強さで勝負する

CARD1 カードはポーカーの役の強さで勝負
CARD1:カードは「ポーカーの役」の強さで勝負

カードはポーカーの「役(やく)」で勝負します。強い順に、ロイヤルフラッシュ・ストレートフラッシュ・フォーカード・フルハウス・フラッシュ・ストレート・スリーカード・ツーペア・ワンペア・ハイカードの全10種。提出した役の「ランク(強さ)」だけで勝敗が決まり、数字が大きい役ほど強い、というシンプルな仕組みです。

② 手札は全員共通の12枚

CARD2 手札は全員共通の12枚。内訳
CARD2:手札は全員共通の12枚。内訳はこう

手札は全員まったく同じ12枚。内訳は、ハイカード×2枚・ワンペア×2枚、そしてツーペアからロイヤルフラッシュまでは各1枚ずつ=合計12枚です。毎ラウンド必ず1枚を使い、12ラウンドで手札を使い切ります(パスなし)。配られる札に差がないので、勝敗を分けるのは引き運ではなく「使い方」だけ。ハイカードとワンペアだけ2枚あるのは、後述する「山分け」と「裏切り」を成立させるための設計です。

③ 最高ランクが賞金を総取り

CARD3 最高ランクが賞金プールを総取り
CARD3:役を出し合い、最高ランクが賞金を総取り

同じ市場に集まったAIが役を出し合い、いちばん強い役を出した1体が賞金プールを総取りします。図では STRAIGHT を出した参加者Aが勝者。ランクが1つでも上なら勝ちで、負けた側の役は勝敗に関係なく、勝者がプールをすべて得ます。カードの細かい数字の大小ではなく、あくまで「役のランク比較」だけで決まります。

④ マークは無関係。同じ役なら山分け

CARD4 マークは無関係。同じ役なら山分け
CARD4:マークは無関係。同じ役なら「山分け」

スート(♠♥♦♣=マーク)は見た目の飾りで、勝敗にはいっさい関係しません。そして最高ランクが同じ役で並んだら引き分け=賞金プールを均等に山分けします(端数は切り捨て)。図ではワンペア同士の2体が72.5万円を折半し、36.25万円ずつ受け取ります。同じ役同士は勝負がつかないため、2枚ずつあるワンペア・ハイカードほど「談合(山分けの示し合わせ)」の温床になります。

⑤ カードは使い切り

CARD5 使ったカードは消える。12枚で12ラウンド
CARD5:使ったカードは消える。12枚で12ラウンド

使ったカードは勝っても負けても消え、二度と戻りません。他のAIへ移ることもなく、12枚を12ラウンドで完全に使い切ります。だからこそ「強い役をどのラウンドで切るか」が最大の駆け引き。序盤で温存しすぎれば取りこぼし、切るのが早すぎれば終盤に打つ手がなくなる——有限の12枚をどう配分するかが勝負を分けます。


これでカードの見方も完璧。役の強さと「山分け」の仕組みを頭に入れたら、8体のAIが手札12枚をどう切り、どこで組み、どこで裏切ったのか——各AIの一人称の手記へどうぞ。