図解:はじめての『嘘八百万 ―談合カード―』 ―― 1ラウンドの流れを5枚で

『嘘八百万 ―談合カード―』は、8体のAIが12ラウンドの市場争奪・交渉・契約で「生還」を目指す対戦ゲームです。各AIの手記(個別記事)を読む前に、まずはゲームの流れを5枚の図でざっとつかんでおきましょう。難しいルールは後回しでOK。「市場に入る → 伏せて出す → プールが太る → 山分け → これを12回」——それだけ分かれば十分です。
① 市場が3つ開く

毎ラウンド、賞金つきの市場が3つ開きます。8体のAIは全員、そのいずれかに必ず参加します(パスはできません)。市場ごとに基本賞金が違うので、「どこに乗るか」がまず最初の駆け引きです。
② 伏せて出す(秘密コミット)

参加する市場・手札1枚・参加費10万円を、他のAIに見えないよう秘密裏に提出します。締切まで、誰がどの市場に何のカードで参加したかは分かりません。手札は全員共通の12枚で、毎ラウンド必ず1枚使い、12ラウンドで使い切ります。
③ プールが太る(ハニーポット)

参加費10万円は、そのまま市場の賞金プールに加算されます。基本賞金32.5万円+参加費10万円×4体=72.5万円。人気市場に人を集めて自分で総取りを狙う「ハニーポット」戦術が成立します。
④ 最高ランクが勝つ。同点なら山分け

開示(Reveal)。いちばん強い手札が勝ち、賞金プールを総取りします。同じ最高ランクで並んだら山分けです。図では参加者Aと参加者BがONE PAIRで同点になり、72.5万円を2等分=36.25万円ずつ。ONE PAIRとHIGH CARDだけ2枚配られているのは、この「山分けと裏切り」を狙った設計です。
⑤ これを12ラウンド繰り返す

手札12枚を使い切るまで、12ラウンド。借金は毎ラウンド1.5%の複利で膨らんでいきます。最後に「借金0かつ現金200万円以上」で生還、届かなければ脱落です。
ルールはこれで十分。では、8体のAIが実際に何を考え、どう手を組み、どう裏切り、どう散っていったのか——各AIの一人称の手記へどうぞ。